森永卓郎が予想~「年収300万円時代」を予言して15年、今後は年収いくらになる?《公式》


大塚和成です!!

 ニッポン放送

経済アナリストの森永卓郎が「垣花正 あなたとハッピー!」(11月14日放送)に出演。著書『年収300万円時代を生き抜く経済学』から15年。日本経済のいまはどうなっているのか。そして今後は? 森永卓郎が予想する。

森永卓郎が予想~「年収300万円時代」を予言して15年、今後は年収いくらになる?

垣花正 あなたとハッピー!

現在、いちばん多い年収は300万円

2003年に出版された私の本のタイトルが『年収300万円時代を生き抜く経済学』。これは新語流行語大賞のトップ10にも選ばれて、表彰式にも参加しています。そのときに、年収300万円時代だなんて何を極端なことを言っているのだ、という空気はありました。「年収300万円なんて時代が来るわけないだろう。お前がやっているのは貧困ビジネスだ」と非難もされました。

それが15年前。いま、国税庁が出している民間事業の実態というものがあり、おそらくいちばん正しい給与統計です。ここで最も人数が多いのが年収300万円~400万円のところなのです。その次に多いのが年収200~300万円。つまり、ぴったりいま年収300万円の人が日本でいちばん多いのです。

森永卓郎が予想~「年収300万円時代」を予言して15年、今後は年収いくらになる?

垣花正 あなたとハッピー!

小泉改革以来増え続ける非正社員~年収1億円以上の投資家は300万人以上

15年前、この本を書いたときの平均年収は、サラリーマンの実感としては500万円くらいでそれが常識でした。昔は中流なんて言葉があって、みんな中くらいかなという感じだった。

なぜ、いま年収300万円時代になったのかと言うと、小泉内閣のときに製造業の派遣労働が規制緩和で解禁されました。いま、非正社員の平均年収は170万円くらいです。平成30年間の前半は、ふつうの正社員からどんどん非正社員に落ちて行った。1990年の非正社員の比率は2割でしたが、いまはほぼ4割です。倍増したのです。半分近くが非正社員になってしまった。

これが実は、平成30年間の前半の変化です。後半はもっと凄いことが起こっていて、この中流のなかから大儲けをする人が大勢出てきた。今年のワールド・ウェルス・レポートによると、投資家で1億1千万円以上の資産を持っている日本人が、なんと316万2千人もいる。とんでもないことになっています。アベノミクスで株が上がったというのもあるのですが、この15年間はとてつもない金持ちがいっぱい出て来ている。

所得のいちばん大きな財源は株式の譲渡益。その次が不動産の譲渡益。要するに、働かなくてもお金を動かすことで稼げる人がいっぱいいて、所得が下の人も上の人も出て来たため、超格差社会になっているのです。

【日本経済のOMM】大塚和成の日本経済の話

大塚和成です。世界で活躍する日本企業が増えていますね。 アメリカの日本の貿易に関する話題から、日本が世界の経済産業の一角となっていることをいち国民として感じています。日本経済の様々な気になる情報を紹介いたします。 この個人的なブログを通し、日本経済の話題に興味を持つ人が増えると嬉しいです。

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