「成功も失敗もある人生か、成功も失敗もない人生か…」日本の起業家No.1は「宇宙ごみ除去」ベンチャー!《公式》

大塚和成です!!


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「成功も失敗もある人生か、成功も失敗もない人生か…」日本の起業家No.1は「宇宙ごみ除去」ベンチャー!

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人工衛星を活用した“宇宙ごみ”の除去事業

日本経済をけん引し、新しい日本を作る起業家は誰なのか。

経済誌「フォーブスジャパン」が発表した、日本の起業家ランキング2019の授賞式が、26日に行われた。


栄えある1位に輝いたのは、世界で初めての宇宙ごみ、いわゆる「スペースデブリ」の除去を目指す宇宙ベンチャー「アストロスケール」の岡田光信CEO(最高経営責任者・45歳)。

グローバルで活躍できるか、時価総額1000億円を超えられるか、社会課題解決に取り組んでいるかなど、5つを選考基準に選ばれた。

岡田CEOは、

「日本で1番という賞をいただけるということは、わたしたちのチームにとって、正しいことやっているんだと、余計頑張ろうという大きな励みになると思います」と話した。

宇宙ごみは1億個以上、猛スピードで地球を周回中

元大蔵官僚の岡田氏は、IT事業などを経て、2013年にアストロスケールを設立。

人工衛星を活用した宇宙ごみの除去事業に乗り出した。

宇宙ごみは、宇宙空間に漂う人工衛星などの破片で、小さなものを含めれば1億個以上あるともいわれている。猛スピードで地球を周回する宇宙ごみが、人工衛星や国際宇宙ステーションに衝突するおそれもあるため、国際的な問題となっている。

アストロスケール社は、2017年11月、宇宙ごみ観測衛星を、ロシアのロケット「ソユーズ」に載せて打ち上げたが、ロケットの不具合により、衛星が消息を絶ち、失敗。

しかし岡田氏は、その後も、2020年に行う予定の磁石を用いた宇宙ごみ回収の実証実験に向け、新たな衛星の開発を進めている。

岡田CEOは、

「『技術』、『ビジネスモデル』誰がお金を払うのか、それから『レギュレーション(運用ルール)』、この3つの課題を必ず2020年までに解くって決めたんです。その次の7年で何をするのかということなんですけど、もう多分、われわれの複数のデブリ除去衛星が平常的にごみを除去している」と話す。

「成功も失敗もある人生か、成功も失敗もない人生か」

岡田氏を選考した理由について、評価委員会は、NASA(アメリカ航空宇宙局)のアジア代表をCOO(最高執行責任者)として招いた世界に通用する経営手腕と、宇宙ごみ除去という社会課題の解決に注力する姿勢を評価したとしている。

その岡田氏が、次世代の起業家へ言葉を贈った。

「成功も失敗もある人生か、成功も失敗もない人生か、しかないと思いますので、もう起業を決めている人に対しては、自分の目指すところをもっと上に上に、課題のあり方をもっと上に上に、設定していったらいいんじゃないかなと思います」

世界でもトップクラスの起業家

津田塾大学の萱野 稔人教授は、

「岡田氏のビジネスは世界中が注目している。世界でもトップクラスの起業家に含まれると思う。宇宙ごみの対処をするのはあくまでも国家であったり国際機関という位置づけをしていた。まさか一企業がそれをビジネスにできるとは誰も思っていないところで、市場も確立していないし、技術もわからない、法整備もできていない中、ビジネスを展開した。これが国内の起業へのさらなる刺激になればいいなと思う」と話す。

(「プライムニュース α」11月26日放送分)

【日本経済のOMM】大塚和成の日本経済の話

大塚和成です。世界で活躍する日本企業が増えていますね。 アメリカの日本の貿易に関する話題から、日本が世界の経済産業の一角となっていることをいち国民として感じています。日本経済の様々な気になる情報を紹介いたします。 この個人的なブログを通し、日本経済の話題に興味を持つ人が増えると嬉しいです。

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